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段ボール工場視察で品質確認 集約規格の導入へ布石

2017年11月01日

 JA全農かながわは、10月27日、ダンボール資材品目研修会を開催し、県内JA営農経済担当者ら15名が、レンゴー㈱湘南工場(寒川町)を視察した。
 同工場は月間1,100万㎡の生産能力を誇り、首都圏に近い地の利を生かし、多様な業種の包装ニーズに対応する。撥水、耐水、鮮度保持など高機能タイプや、店頭陳列時の利便性が高いデザインなど、新しい段ボール資材について説明を受けた。
 JA全農では、青果物出荷用の段ボール資材の価格引下げに向け、全国標準規格への集約をJAやメーカーと共に進めている。全国指定野菜14作物のうち、玉ねぎ、里いも、ピーマンの箱が集約に向け先行している。神奈川では、一部JAで玉ねぎ用、里いも用の出荷箱導入に向けた協議や検証を行っている。また、イチゴ・梨用の出荷箱は、県域独自の統一規格への集約に向け協議が進む。研修会場には、桟部を折り返すだけでイチゴパックを取り出しやすくするイチゴ専用「開封機能性段ボール箱」が展示され、注目を集めた。
 全農かながわ生産資材課では、「工場見学で、厳しい工程・品質管理や各種試験を経て、丈夫で扱いやすい段ボール資材が製造されている事を確認した。段ボール資材の切り替えについて、自信を持ってJA組合員に提案して頂きたい」と話している。