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鳥獣害対策研修会で電気柵を学ぶ

2018年01月22日

 全農かながわ生産資材課は、1月17日、JA全農営農・技術センターで「鳥獣害対策研修会」を開催し、県内6JAから13名が参加した。県内では地域差はあるが、イノシシ、シカ、サル、ハクビシン等の獣害が増えている。農家数減による里山の荒廃、耕作放棄地の増加、捕獲者減少による個体数の増加等が要因と考えられ、電気柵設置による自衛が主な対策になっている。
研修では電気柵の設置方法について、㈱アポロの販売担当者が商品を使い説明した。設置後は防御効果を持続させるため、バッテリー電池のチェックや電気柵周辺の除草など、定期的な管理が重要だと説いた。
 また、JA全農ちば営農支援課の川口重則専任課長が、イノシシによる被害が特に多い地域の取り組み事例を紹介した。電気柵設置促進策で農家による自衛力を高め、捕獲力強化のためJA職員による狩猟免許取得と捕獲技術向上を促進し、行政と連携して地域ぐるみで獣害を増やさない環境整備に取り組んでいると説明した。
 生産資材課では「今後新たな獣害対策を提案するため、他県と連携し情報収集に努める」と話している。