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「乾燥大根葉」学校給食で活用へ ~地産地消、栄養豊富、手軽さ売り~

2018年02月01日

 

 三浦半島産の「乾燥大根葉」が、(公財)神奈川県学校給食会で販売する給食用食材として採用されている。平成30年1月から県内の小中学校へ販売を開始し、1月19日には相模原市立東林小学校の給食に「乾燥大根葉」を使った献立が登場した。
 特産・三浦野菜生産販売連合が出荷準備の際に切り落とす大根葉の活用を、JA全農かながわプロジェクト推進課に相談した事がきっかけ。乾燥、冷凍、パウダーなど試作を比較し、常温で一年保存でき、加工賃が安く、使用方法が簡便な「乾燥大根葉」に決定した。12月に、特産・三浦野菜生産販売連合の呼びかけに応じた生産者が2日間で約1050㎏の大根葉を集め、長野県で約280㎏の乾燥大根葉に加工した

 大根葉は、ビタミンA、C、カルシウム、マグネシウム等の栄養素が豊富な緑黄色野菜だ。給食会は学校給食に占める県産食材比率向上に取り組んでおり、乾燥大根葉の採用で地産地消や食育につながる点も歓迎する。大根葉の長さや塩加減には、大根葉を試食した給食栄養士の声を反映させた。 プロジェクト推進課は「学校栄養士向けにサンプル配布等で使用法を紹介していく。商談会等を通じ給食用途以外のニーズも探っていく」と話す。