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産地と市場の連携で安定した出荷を~神奈川橘会出荷協議会~

2018年11月06日

県下4JA(JAかながわ西湘、JA湘南、JAいせはら、JAはだの)で組織する神奈川橘会は、10月9日に箱根町内で出荷協議会を開催し、取引先の指定市場35社が出席した。

同協議会では、橘会と市場関係者で情報交換を行い、平成30年度産 柑橘・キウイフルーツの安定した出荷、販売につなげることを目的とする。

全国における温州みかん生産量は、9月1日時点で約82万7千トン(前年比112%)、それに対し本県産は1万8千トン(前年比96%)。本県産について、生産量は前年を下回るものの、果実品質は前年に比べて高糖低酸傾向で、食味は良好となっている。

キウイフルーツも、全国で1万5千トン(前年比88%)と下回る見込みだが、本県では536トン(前年比99%)と、生育も良好で肥大状況も前年並みとなっている。

一方で今年は、相次ぐ豪雨や高温干ばつにより、正品果率の低下が懸念されている面もある。

この現状を踏まえ、JAかながわ西湘 沼田 照義代表理事組合長は、「市場と綿密な連絡をとりながら、出荷計画を策定し、生産者の手取りが向上するような安定販売につなげていきたい」と市場関係者に協力を求めた。

市場側は、価格競争が激化する中で商談を有利に進めるためにも、徹底した品質管理と計画出荷の重要性を強調した。

                

産地JAと市場の連携を呼びかける沼田代表理事組合長