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農地の管理を効率化~営農管理システム(Z-GIS)操作研修会~

2018年11月06日

JA全農は、9月19日、JAビルかながわで「営農管理システム(Z-GIS)操作研修会」を開催し、県下7JA、神奈川県農業技術センターの担当職員合わせて20人が参加した。

営農管理システム(Z-GIS)とは、農地ごとに作業記録や栽培作物などの項目をエクセルに入力すると、電子上の地図に情報を表示させることができるシステム。

パソコンやスマートフォンから簡単にアクセスできるため、農地巡回を行いながらその場で生育状況を確認することが可能となる。4月からサービスを開始し、複数人で情報共有できることから農業生産法人や大規模農業者を中心に普及している。従来は紙地図で書き込んで行っていた、作業計画の作成や作付状況の把握の効率化を目指す。

研修では、パソコンを使って実際に操作演習を行った。まず、ポリゴンという位置情報を地図上で設定すると、選択範囲が1つの農地となる。複数個のポリゴンを作成した後、Z-GIS対応のエクセルで開き、栽培品種や移植日などの情報項目を追加。その他、農地ごとに色分けしたり、農地の面積計算機能を使用したりするなど、様々な編集機能を体験した。

受講者からは、「システムの精度の高さを感じた」、「TACの訪問先の確認や状況の把握に活用できそう」などの感想が聞かれた。

JA全農は、今後もZ-GISへ気象情報の表示やドローンによる薬剤散布や生育診断の記録など、新機能の追加を検討している。

                

場所・時間を問わず、タブレット端末で農地管理ができる。