お知らせ一覧

地元親子、給食用米の田んぼで生き物探し

2019年07月18日

JA全農かながわ農産販売課は6月22日、JAかながわ西湘管内の圃場で同JAと県学校給食会の協力のもと、毎年恒例の食農イベント「田んぼの生き物調査」を開催しました。

当日は11人の小学生や保護者などが参加し、講師の指導を受けつつ給食用米が育つ田んぼに入って生き物を探しました。児童たちは慣れない泥の中を慎重に歩き進めながら、ヒメガムシやオタマジャクシ、ハシリグモなど20種類の生き物を採取し、生き物の名前や生態などを図鑑で調べた後、貯水機能や生物多様性の保全など水田の果たす多面的機能についてクイズ形式で学びました。参加者からは「田んぼにこんなに沢山の生き物がいるとは思わなかった」「田んぼの中で作業する農家は大変だと思った」といった感想が聞かれました。

県学校給食会は地産地消を進めており、県産米を給食に使用しています。同イベントは、県産米の集荷を担うJAグループが、給食で食べるお米がどこから来るかについて発信し、児童たちと相互理解を深める良い機会としています。農産販売課職員は、「水田の生物や田んぼを守るためにも、地元のお米を沢山食べよう」と呼びかけました。