10月23、24日、やまゆり牛生産者協議会は神奈川県肉用牛協会、神奈川県畜産会と共催で県外視察研修会を実施しました。

この企画は神奈川県内の肉牛生産者、ＪＡ肉牛担当者が他県の肉牛農場（繁殖、肥育）や素牛市場、共進会等を訪問し、現地の状況や生産技術、取り組み事例と視察することで、今後の生産に向けての刺激や生産者相互の情報交換、懇親を深めることを目的として毎年実施しています。

今年は福島県の県南地域、阿武隈山系の東白川郡にある株式会社ＪＡ東西しらかわグリーンファームを視察しました。

この農場は生産者の高齢化や後継者不足により繁殖農家が減少していく中で、新しい技術の検証・普及や情報交換の発信を目指し、地域畜産事業の振興となるモデル農場を目的としてＪＡ東西しらかわと畜産農家が出資し、平成27年4月に設立された農場です。

参加者は説明と案内をしていただいた農場長の話に熱心に耳を傾け、管理方法や飼料の状態、等の質問をしながら農場の様子を写真に収めていました。

神奈川県でも繁殖農家が減少し、素牛価格が高騰する状況に変わりはなく、肥育農家の経営は厳しさを増していますが、ＪＡ東西しらかわグリーンファームの取り組みが今後の農場経営の参考になればと思いました。