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第49回県施設野菜共進会の受賞者が決定~立毛の部・農林水産大臣賞は峯尾氏(綾瀬市)~

2020年04月24日

県施設野菜組合連合会は、県産キュウリ・トマトの栽培管理技術および生産者の意欲向上を目的に、第49回県施設野菜共進会「立毛の部」を開催しました。審査は前期(3月3~4、13日)と後期(4月7~8日)に分けて行い、最高賞である農林水産大臣賞に、綾瀬市の峯尾晃さんが輝きました。

同共進会は生育状態や管理方法などを競い合うもので、毎年開催されています。出品数はキュウリ18点、トマト24点、全42点で、生育、収量性、品質、管理、病害虫の5項目について厳正に審査しました。今年の3月は寒暖の差が激しく温度・潅水管理が難しい中で、きめ細やかな栽培管理がなされており高い収量性が見込めるほ場が上位に選ばれました。

審査の様子

最高賞を今回初めて受賞した峯尾さんは「嘘のようにうれしい。同じ部会の仲間も『士気があがる』と喜んでくれた」と笑顔で話していました。峯尾さんは定植時適度な地温を確保するため高畝にワラを敷く他、2本仕立てで風通しを良くし管理しやすくするなど様々な工夫をして高品質なキュウリの栽培に努めています。また「子供たちに沢山食べてもらいたい」という思いから減農薬にもこだわるなど、安心・安全の追求にも手間を惜しみません。

峯尾さんが所属する綾瀬市施設野菜部会は14人の生産者で構成されており、定期的な情報交換会を開くなど、一丸となって栽培技術の向上に励んでいます。早朝収穫したものをすぐに出荷するため、市場でも「綾瀬のキュウリは鮮度抜群」と評判だといいます。

同部会のキュウリは6月中旬まで、主に県内量販店やグリーンセンター綾瀬などで販売されます。

農林水産省を受賞した峯尾さん