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「やまゆりポーク」食育活動 子どもたちが養豚への理解を深める

2021年11月09日

 やまゆりポーク生産者協議会は10月19日、藤沢市立天神小学校の5年生71人に、「やまゆりポーク」に関する食育授業を実施しました。

 同協議会による取組みは2010年から毎年続けており、子どもを対象にかながわブランド登録品である「やまゆりポーク」と養豚への理解を深めてもらうことが目的です。

 授業では同協議会の生産者である和田健さんを始め、県畜産技術センターやJA全農かながわの職員らが講師を務め、畜産の基礎的な知識や「やまゆりポーク」のこだわりの飼育法などを伝えました。質問の時間では、「子どもを産み終えた親豚はどうなるの」「豚は寝ている間に夢を見るの」など率直な疑問が投げかけられました。

 また、同協議会は「やまゆりポーク」のモモスライス約30キロを寄贈。寄贈した肉は豚丼として給食の時間に振る舞われ、子どもたちはおいしそうに完食しました。

 都市化の進展とともに家畜を目にする機会が減り、子どもたちにとっては、日頃口にしている肉がどこからやってくるのかイメージしづらい環境にあります。和田さんは、「生き物の命をいただくことは生きるために必要なこと。そのことを学んでくれれば生産者として嬉しい。」と授業を締めくくりました。

 やまゆりポークは「やまゆりポーク生産者協議会(事務局:JA全農)」が30年以上の研究を重ねた結果たどりついた、こだわりの品種と豚の成長に応じて栄養バランスを考えながら給与するこだわりの飼料で生産されています。神奈川県花「やまゆり」のように白くきれいな脂肪に仕上がることから、名付けられました。この機会にぜひご賞味ください。

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