JA葬祭神奈川で障がい者施設にろうそくを寄付しました
2022年09月21日
葬儀での使用済みろうそくが就労支援に
JA葬祭神奈川(神奈川県JA葬祭事業運営協議会)は9月13日、川崎市中原区にある曹洞宗大乗院に葬儀などで使用済みとなったろうそく約80キロを託しました。
託されたろうそくは大乗院 和田学英住職を通して 取手市立障がい者福祉センターふじしろ(茨城県取手市)に贈呈され、利用者が手作りする着火剤の材料として使用されます。
葬儀などで使用済みとなったろうそくを寄付する取り組みは、曹洞宗茨城県宗務所 山﨑孝裕所長(同宗 瑞源寺住職)の呼びかけによって広がりを見せています。
その呼びかけに応じた大乗院 和田住職が連携先を求めていたところ、日頃から付き合いのあった川崎市内を管轄するJA葬祭 セレササービス株式会社(JAセレサ川崎子会社)が寄付を行いました。
JA葬祭神奈川がこれに続いたことにより、施設利用者の就労支援につながるこの取組みは神奈川県全域のJA葬祭まで広がることとなりました。
JA葬祭神奈川は平成11年に神奈川県下のJA葬祭担当部署が集まり発足、葬祭事業を通じて組合員をサポートしています。
JA葬祭神奈川 平澤一郎会長は「JAの組織力を生かして、県外にもろうそく寄付の取り組みを広げられれば。」とコメントしました。
寄付に際して和田住職は、「寺院らしいSDGsの取り組みを模索する中で、ろうそくの寄付であれば無理なくできる。今回、さらに取り組みの輪が神奈川県全域にまで広がった。コロナ禍で『人助けの輪』が減ってしまったが、本取り組みを通して一層広がれば」と期待を寄せます。