給食米の田んぼ　親子で「生き物調査」

　6月25日、農産販売課はJAかながわ西湘の協力のもと、食農教育イベント「田んぼの生き物調査」を開催しました。
本イベントは毎年開催されており、県内産学校給食用米への理解を深めることが目的です。給食米が育つ田んぼで生き物を探しながら、田んぼや生き物の大切さを学びました。

　参加した26人の親子は、快晴のもと、泥だらけになりながら田んぼに生息する生き物を捕まえました。
それらを図鑑を使って、該当する生き物と照らし合わせつつ、ヌマエビやマルタニシ、オタマジャクシなど32種類の生き物を観察しました。
親子で「楽しかったね」と笑顔で話す姿も印象的なイベントとなりました。

　県産米は、神奈川県学校給食会による地産地消の取り組みの中で学校給食に使用されています。
本イベントは「給食のお米はどこから来るのか」という疑問をきっかけに、県産米の集荷を担うＪＡグループと給食利用者らが相互理解を深めるきっかけにもなっています。
　同課は「全国的にお米を食べる量が減っているため、田んぼの面積も減っている。一食でも多くお米を食べることで、生き物のすみかを守り、そして農家を応援してほしい」と子どもたちに呼びかけました。