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「令和5年度 施肥マイスター研修会」が終了しました

2023年08月30日

「施肥のプロ」養成で適切なコスト削減を

 生産資材課は8月25日、延べ4日間にわたって行われた令和5年度JA施肥マイスター資格取得講習会カリキュラムを終了しました。

 JA施肥アドバイザー資格を有する県内JA営農指導員・TAC担当者11人が参加し、座学や実習を通して土壌診断・改良から処方箋作成、施肥指導、作物体分析など生産現場での課題解決を想定した研修に取り組みました。最終日には認証試験が行われ、これに合格すると「JA施肥マイスター」に認証されます。

 肥料価格について原料の国際市況は落ち着きを見せたものの、依然として高騰前の水準には戻っておらず、高値で推移しています。
引き続き生産資材課では、農産物の品質・収量安定と生産資材コスト低減のため、適正施肥の提案や土壌分析データの活用、処方箋の作成・農家へのわかりやすい説明ができる人材の育成にも力を入れています。近年では県内一部JAにて、JA施肥マイスターと連携した土壌診断検討会も実施してまいりました。

 生産資材課は「肥料価格高騰が続く状況で、コスト削減を検討する前提となるのは、土壌診断です。特に化学性診断は分析方法が確立されているため、本研修会を通して数字で説明できる大切さを知ってもらい、各生産者の圃場に対して適切なアドバイスが出来る人材を増やしていきます。」とコメントしました。