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「神奈川県いちご栽培技術研究会」を実施しました

2023年09月29日

県育成品種「かなこまち」議論活発に

 神奈川県いちご組合連合会(事務局:JA 全農かながわ 農産総合課)は8月22日、神奈川県農業技術センターで「神奈川県いちご栽培技術研究会」を開催しました。
本研究会は、いちご栽培農家の生産技術の向上および、経営の安定を目的に毎年開催されています。生産者・JA職員・県技術センター職員など71人が参加し、会場は満席となりました。

 研究会では県育成品種「かなこまち」をテーマにプログラムを構成。本品種の開発者である藤代岳雄氏(現全国農業改良普及職員協議会事務局長)や県農業技術センターが育成経過や栽培管理によるポイントを説明しました。また後半には座談会が開かれ、「かなこまち」栽培経験のある生産者が自身の栽培や販売のノウハウを発表しました。

 また、本会からは天敵資材を中心とした防除プログラム「イチゴハダニゼロプロジェクト」について説明。会場の一角では殺虫殺菌剤や梱包資材、花粉交配用ミツバチの説明資料などが展示され、生産者はメーカー担当者から説明を受けました。

 神奈川県いちご組合連合会会長の澤地正典氏は「多くの生産者が集まり、『かなこまち』に対する高い関心、そして情報を手に入れ本品種の栽培を自分のものにしようという想いが感じられた。藤代氏や県の講演で技術者の努力を目の当たりにし、生産者として本品種を発展させたいという気持ちが益々強くなった。」と話しました。