お知らせ一覧

「やまゆり牛勉強会」を実施しました

2025年02月21日

生産コスト高騰 生産・販売連携で苦境に立ち向かう

 JA全農かながわは、23日「令和6年度第2回やまゆり牛勉強会」を㈱神奈川県食肉センターで開催しました。

 勉強会には、やまゆり牛生産者3人のほか、JA全農くみあい飼料㈱、JA全農ミートフーズ㈱が参加。(公社)日本食肉格付協会の本舘勇輝所長による枝肉格付の講評、JA全農ミートフーズ㈱が販売の品質講評を行ったのち、藤沢市の湘南ファーム宮原牧場で牛舎の見学を行いました。

 やまゆり牛生産者協議会の桜井堯浩会長は「生産現場では、生産資材の高騰で厳しい状況が続いているが、なかなか販売価格に反映されない現状がある。販売強化にご協力いただきたい」と話しました。やまゆり牛生産者協議会は、JA全農かながわが事務局を務めており、生産技術の向上と安定生産を目的に会議や勉強会、先進事例の視察を行っている組織です。やまゆり牛は、県が認定する「かながわブランド」に登録されています。

 食肉販売所の古屋大所長は「生産と販売の連携を強化し、難局を乗り越えたい。地産地消を求める声も多いため、地域や消費者を巻き込みながら、販売価格に生産コストを反映できるよう尽力したい」と今後の展望を語りました。

画像説明:湘南ファーム宮原牧場の肉牛