お知らせ一覧

神奈川県いちご栽培研究会を開催しました

2025年09月10日

いちご栽培技術向上に向け昇温抑制技術学ぶ 新規殺菌剤やスマート農機の説明も 

 JA全農かながわが事務局を務める神奈川県いちご組合連合会は8月25日、令和7年度神奈川県いちご栽培技術研修会を神奈川県農業技術センターで開催しました。いちご栽培農家の生産技術向上と経営の安定を図ることが目的で、生産者やJA、同センターの職員ら約90名が参加しました。

 研修会では、岐阜大学の嶋津光鑑教授が「温室の昇温抑制方法」について講演。遮光や換気、気過冷却技術などを取り上げ、効果的にハウス内の温度を下げる方法を解説しました。その後、日本曹達株式会社が「フセキワイドフロアブル」、セイコーインスツル株式会社が「農業ハウスモニタリングサービス」を紹介。参加者からの質問も多く、熱心に耳を傾ける姿が見られました。

 会場の一角では、殺虫殺菌剤や花粉交配用ミツバチの資料、梱包資材などが展示され、生産者はメーカー担当者から説明を受けました。

 同連合会の杉山圭一会長は「嶋津教授の講演で細霧冷房の効率的な使用方法を学ぶことができた。本日学んだことを今後に生かしていきたい」と話しました。