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「湘南ゴールドヒラメ」取り組み3年目

2026年02月03日

餌を改良し品質向上 販路拡大を目指す

 神奈川県立海洋科学高校は、県産柑橘「湘南ゴールド」を餌に使ったフルーツ魚「湘南ゴールドヒラメ」の開発に、2023年から取り組んでいます。餌は同校水産資源研究会がクラブ活動の一環として作製し、JA全農かながわが協力して湘南ゴールド15㌔を提供しました。
 同校では、生物環境科が授業の中でヒラメの種苗生産を行っていますが、その過程で白化個体や右ヒラメなど、海に放流できない個体が生まれます。これらの有効活用策として、生徒が「フルーツ魚」に着目。地元産品を使い付加価値を高めたいとの思いから、湘南ゴールドを活用することを決めました。
 取り組み3年目の本年度は、餌の配合を改良。短期間で育成する湘南ゴールドヒラメは、一般的なヒラメよりサイズが小さいことが課題でした。そこで、原料の一部だったパン粉を魚粉に変更することで、昨年より厚みのあるヒラメを育てることに成功しました。
 また、販売先の声を聞く取り組みも開始。11月には横浜市内の海鮮居酒屋「貝・刺身専門店しらはら横浜金港町店」に10尾を出荷し、意見を聞きました。店は「えんがわから特に爽やかな香りを感じられた。ヒラメが苦手な人も香りがあることで食べやすい」と評価。同店には追加で出荷が決まり、2月下旬から「お刺身盛り合わせ」で湘南ゴールドヒラメを提供します。
 今後は生徒が販売先候補に商品説明を行い、販路拡大を目指します。集まった意見は来年度の活動に生かしていきます。
 同校水産資源研究会の2年生、松﨑海虎さんは「販売先の声を参考に、どうすればもっと売れるかを探りたい。今後は多くの店舗に出荷し、たくさんの人に湘南ゴールドヒラメを味わってほしい」と今後の展望を語りました。

試行錯誤しながら餌づくりに奮闘する生徒(横須賀市で)