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県立海洋科学高校の生徒が「湘南ゴールドヒラメ」の試食会・意見交換会を開催しました

2026年05月02日

湘南ゴールド香るヒラメ 味わって

 神奈川県立海洋科学高校水産資源研究会が研究・生産に取り組む「湘南ゴールドヒラメ」の試食会・意見交換会が、3月12日、神奈川県横須賀合同庁舎で開かれました。同校は、県産柑橘「湘南ゴールド」を餌に使ったフルーツ魚「湘南ゴールドヒラメ」の開発に、2023年から取り組んでいます。餌は同研究会の生徒がクラブ活動の一環として作製し、JA全農かながわは、湘南ゴールドの提供に協力しています。
 同校の生物環境科ではヒラメの種苗生産に取り組んでいますが、その過程で白化個体や右ヒラメなど、海に放流できない個体が一定数生まれます。生徒たちは、これらの個体を有効活用する方法として「フルーツ魚」の育成に着目。地元の特産品を活用して付加価値を高めたいという思いから、餌の原料に「湘南ゴールド」を用いることを発案しました。
 当日は、最初に生徒たちが研究を始めた背景や餌の開発過程、生育の変化などを紹介。その後、湘南ゴールドヒラメのあら汁や、湘南ゴールドヒラメと通常のヒラメの刺身が提供され、参加者が食べ比べを行いました。香りや甘み、食感の違いについて活発に意見が交わされ、「えんがわから特に強い香りがした」「醤油をつけなくても食べられ、洋風料理にも合いそうだ」などの声が寄せられました。
 意見交換会では、ブランド化に向けた課題や販路の方向性などをめぐり、幅広い議論が交わされました。参加者からは「香りだけでなく、身の色なども通常のヒラメとの違いを打ち出せるとよい」「県産品を活用した意義ある取り組みで、ストーリー性を生かしながらブランド化を進めてほしい」などの意見が寄せられ、生徒たちは真剣に耳を傾けていました。
 集まった意見は、来年度の活動に生かしていく。同研究会2年生の小澤正さんは「試食会の開催は初めての試みで、参加者から直接意見を聞くことができたので、これからの活動の参考にしたい。湘南ゴールドヒラメは、生食の方が香りが強い。今後は、県民の皆さんに湘南ゴールドヒラメを知っていただき、多くの方に味わってもらえるよう、お寿司屋さんや海鮮料理店など、生食で提供できる飲食店へ出荷していきたい」と話しました。

湘南ゴールドヒラメを味わう参加者ら