営農情報

農薬の適正使用について

防除暦の作成

山梨県にはもともと果樹に関する防除暦があり、その歴史が古いのですが 山梨県・JA山梨中央会・JA全農やまなしと提携して豆・麦・水稲・野菜・果樹に関する防除暦を作成し、農薬の使用時期、濃度、散布回数、収穫前基準日数を遵守した散布等、農薬の適正使用を指導徹底しました。

残留農薬検査と安全システム作り

また、上記関係機関が提携して、「山梨県農薬適正使用推進会議」を立ち上げ、農薬適正使用の推進と同時に、山梨県農業試験場に委託して、果樹・野菜・水稲の収穫2週間前のサンプルを採集して、農産物の残留農薬検査を実施(検査期間は10日間)万一の場合、市場流通しないようなシステム作りをしました。

防除日誌への記帳運動

農家ではいま、防除暦に基づいた防除を実施し、その内容を防除日誌に記録しています。JAの共選所では、防除日誌のない生産物は共選の対象から除外し、その生産物は受け取りを拒否しています。 また、個人出荷や観光園、直売所、宅急便のものも防除日誌を個人の責任において記帳するよう指導を徹底しています。なぜなら、個人出荷の物でも一端流通すると山梨県産の農産物と認識されるからです。山梨では産地を守るため、個人出荷は個人でトレーサビリティーを実施します。