えひめの食

絹かわなす

特長1

大ぶりでやわらか。果肉は甘みがありジューシー。

特長2

"火が通りやすいので、厚めに切って焼きなす・天ぷらに。 もちろん漬物にも。"

特長3

「水の都」西条の湧き水「うちぬき」が育んできた特産品。

品種特性

愛嬌のある丸ナスで、皮が絹のようになめらかなことから、この名前がつきました。 地元では絹かわなすのことを「ぼてナス」とか「ジャンボ」という愛称で呼ばれています。

〇果実は300350gが標準で、大きいものは500g以上になるものもあり、アクや種が無く、なめらかで柔らかな果肉は甘味がたっぷりでとてもジューシーです。焼きなすにすると他のなすとの違いは歴然です。

鮮度保持対策として、朝どりしたなすを、涼しいところで選別・箱詰めし、その日のうちに出荷しています。また、皮が柔らかく繊細なため、収穫や箱詰めの作業中も、傷をつけないように注意して丁寧に扱っています。

〇大ぶりのなすで、皮・果肉がとにかく柔らかく、果肉はジューシーで甘みがあります。

〇焼きなす・天ぷら・漬物などで食べましょう。

〇名水百選に選ばれた西条の沸き水「うちぬき」と瀬戸内の気候が育んだ銘品です。

産地の概要

〇西条市は、古くから「水の都」と呼ばれており、西日本の最高峰霊峰『石鎚山』の雪解け水の伏流水が町のいたるところで【うちぬき水】として自噴しています。その西条で、自然の堆肥をふんだんにつかい、うちぬき水に育てられたのが絹かわなすです。

〇絹かわなすは県内でも東予地域だけ栽培されていましたが、今日では西条特産となっています。「絹かわなす」は西条市農業協同組合の登録商標(登録第5327866号)です。

〇戦後早出しように油紙を使った育苗を行っていました、昭和30年代よりトンネル栽培が導入され、栽培農家も増加しました。現在は、第1果収穫時期まで中型のビニールトンネルで栽培を行っています。

保存方法・加工法

〇水気を飛ばすとおいしくなくなるので、ラップをして常温で保管すると長持ちします。

絹かわなすの"すご技"

〇明治時代には栽培されていたという記録が残っており、「庄大根、緋のかぶら」と並ぶ愛媛の伝統野菜の一つ。種を自家採取して代々守ってきました。

〇旧西条市で「うちぬき」を利用できる地域でのみ栽培されています。

〇絹のような柔らかい皮を守るための「摘葉」や「防風ネット」など圃場の工夫、また箱詰めを工夫することにより、県外への輸送も可能になりました。