河内晩柑

特長1
初夏の風を運んでくる和製グレープフルーツ
特長2
ほんのり甘く・ほろ苦い後味 爽やかな味わいが特徴
特長3
収穫時期で味わいが変わり、その時季の味が楽しめます
品種特性
〇和製グレープフルーツと呼ばれ、果重は200g~500g、ジューシーで爽やかな味わいが特長。美生柑、宇和ゴールドなどの商品名でも販売されています。
〇熟期は3月下旬からで、収穫時期により、その時季、時季の味が楽しめます。
酸抜けが遅いことから収穫時期を大幅に遅らす(3月下旬以降)ことで、河内晩柑の特長を引き出しています。
〇樹上で越冬させ、3月下旬~6月下旬に収穫し、貯蔵するものは1週間~2週間の予措を行い出荷します。
来歴
熊本県熊本市河内町で発見された文旦の血を引く偶然生まれた品種で、発祥の地である「河内」と遅い時期に採れるみかんの総称である「晩柑」を組み合わせて「河内晩柑」と名付けられました。
産地の概要
河内晩柑は、越冬栽培が必要であるため、その栽培適地は、冬場気温の下がりにくい暖かい地域に限定されます。 愛媛では愛南町、宇和島市などで栽培されています。
選び方
美味しい河内晩柑は、果皮にツヤがあり、傷なくズッシリと重いものを選びましょう。
食べごろ
〇果汁を絞って、焼酎でわると香りと爽やかな味わいが楽しめます。
〇収穫時期で味わいが変わります。
収穫時期 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 |
酸味 | 強い | 弱い | ||
色 | 濃黄色 | 淡黄色 | 一部青緑色 | |
見た目(傷) | 少ない | 多い | ||
果汁 | 多い | 適度 | ||
種 | 混在 | 少ない | ||
食感 | ジューシー | プリッとはじける | ||
果皮 | 厚い | 薄い | ||
むきやすさ | むきにくい | むきやすい |
丸ごと皮をむくときは、熱い湯につけて冷水にとると、楽にむけます。
保存方法・加工法
貯蔵性があるので、冷蔵庫に入れる必要はありませんが、温度が高くなるところは避け、蒸れないように注意しましょう。
熊本県熊本市河内町で発見された文旦の血を引く偶然生まれた品種で、発祥の地である「河内」と遅い時期に採れるみかんの総称である「晩柑」を組み合わせて「河内晩柑」と名付けられました。