アスパラガス事例

事例その1.アスパラガス

広島県内のアスパラガス生産者の
土づくりを支援しています。

圃場調査(ほじょうちょうさ)・土壌分析(どじょうぶんせき)をもとに完熟たい肥である「こだわり健肥」(※)を利用した、三相分布(さんそうぶんぷ)の改良(土づくり)を行い栽培したところ、収量・品質ともに悪かった圃場が、一年間で良好な結果になりました。
具体的には、アスパラガスの春芽収量が慣行区比で150%の増収、萌芽開始も2週間程度早い結果(販売の高い期間での収穫)となりました。要因として、土壌改良効果に加えて土壌の地温を上げる効果もあったため、アスパラガスの萌芽に必要な温度まで早く達することができ、春芽が早い時期に発生したと考えます。
さらに、翌年の収量に大きな影響を与える貯蔵根(ちょぞうこん)の汁液濃度(じゅうえきのうど)の養分測定結果では、慣行栽培区と比べ4度~7度高い結果となりました。(試算値では200~300kgの増収となる見通し)
※「こだわり健肥(けんぴ)」とは、製造管理を徹底し県内で生産された完熟堆肥