土壌診断のススメ
土壌診断とは、ズバリ「土の健康診断」のことです。
人間と同様、作物も栄養が多すぎても、少なすぎても健康には育ちません。
土壌診断をすると
土壌養分の過不足がわかり、作物の収量・品質が安定・向上します。
基準より多い養分は減らし、少ない養分は増やすことで最適な土壌バランスに近づけることができ、作物の収量・品質が安定・向上します。
土づくり資材等の適切な投入量がわかり、施肥コストが減らせます!
土壌診断で資材の投入量がわかれば、ムダが省け、その分だけコストを減らせます。
地球の環境保全に貢献します!
\まずは圃場で土のサンプルを採りましょう/
土壌サンプルの採り方
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(1)土を採る場所と時期
土のサンプルは中央と対角線の5カ所から採り、合わせて均一にしてください。収穫後、次作の作業(耕起・施肥)に入る前に採取しましょう。
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(2)土の採り方
表土1cmぐらいを除いてから、深さ10~20cmの作土を移植ゴテで採ります。
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(3)採取した土を乾かす
採取した土は、新聞紙などの上に薄く広げ、風通しの良いところで1週間くらい乾燥させます。
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(4)採取した土を篩がけする
乾燥させた土を2mmの目開きの篩に通して、細かい土を集めます。篩の上に残った土は、細かく砕いて、また篩に通します。
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(5)サンプルを土壌採取袋に入れる
所定の土壌採取袋(封筒)に土のサンプルを入れ、必要事項を書き込んで、JAの担当職員へお渡し下さい。
診断結果が返ってきたら
JA職員は診断結果と一緒に「処方箋(施肥改善の提案)をお届けしますが、処方箋の内容はあくまでも一つの目安です。
JAからの提案をベースに、圃場を一番知っているみなさんの知識をプラスして、それぞれの圃場に合う具体的な方法を一緒に考えていきます。
土壌診断に関するお問い合わせは
JA全農ひろしま 営農資材部
JA西日本肥料研究所 TEL 082-299-5050