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“バケツ稲”でスーパーと連携  米づくり身近に感じて

2018年06月22日

▲稲が大きく育つことを願って「バケツい~ね!」の掛け声でパチリ


 

フジグラン東広島(東広島市)とJA全農ひろしまは共同で、バケツで稲を栽培する「バケツ稲」を来店客に体験してもらう企画を初めて行いました。2018年6月17日、同店店頭でバケツへの「田植え」を行い、約70人の子どもが参加。バケツ稲は店頭に設置して、自分が植えた稲の生育を観察してもらうことで食育につなげます。

 

「きみにもできる!お米づくり!!」と題し、小学生以下の子供を対象に実施。参加者は思い思いの絵を描いたバケツに土と水、肥料を入れ、全農ひろしま職員の説明を受けながら「恋の予感」の苗を植えました。バケツ稲は別棟駐車場花壇に並べ、生育の様子を自由に観察できるようにします。また、店内レジ前にバケツ稲の写真を定期的に掲示し、他の来店客にも取組みを紹介します。

 

同市西条町から参加した猪原和奏くんは「苗を植えるのが楽しかったです。ご飯にして食べるのが楽しみ」と笑顔でした。母親の由美さんは「普段お米は実家からもらっていますが、そのお米がどのように育つのか体験してほしいと思い参加しました」と話していました。

フジグラン東広島食品課長の山崎智博さんは「この地域は農家が多いですが、田植えをしたことのない子供も多くいます。地域に根ざした参画型の企画として、また食育の一環として実施しました」とねらいを話します。JA全農ひろしま米穀販売課は「普段利用するスーパーでお米の生長を確認することで米づくりをより身近に感じてもらい、子どもたちに米づくりへの理解を深めてほしいです」と強調しました。

 

バケツ稲は店舗が管理し、生育に関する消費者からの問い合わせには全農ひろしまが対応します。10月に稲刈りを行い参加者には広島県産米1キロをプレゼントする予定です。

 

▲自分の名前を貼ったバケツに稲を植える子どもたち


 

▲ひろしま米キャラクター「い~ねくん」を描いてくれました!上手だね!