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JA施肥マスター認定証授与式 新たに9人の施肥マスターが誕生

2019年03月05日

JA全農ひろしまでは「JA施肥マスター」資格認定制度を設けて、県内農産物の生産振興に向けて県域の営農指導体制強化を図っています。2019年2月28日には、土壌分析や施肥設計などの研修を経て、試験に合格した9人のJAの営農指導員に対し、広島市内の会場で認定証授与式を行いました。

 

JA施肥マスターとは、2011年より全農ひろしまが制定した独自の資格制度で、土壌分析や作物の生育診断等を活用した、より専門的な営農指導を行う技術を持ち、生産振興の中心として活躍できる営農指導員を指します。また、施肥マスター間でのネットワークによる県域の施肥に関する課題の解決にも取り組んでいます。これまでに12JAで85人が認定を受けており、今回の認定者を合わせて合計94名のJA施肥マスターが県内で活動することとなりました。今後施肥マスターには、ICTの導入やスマート化など新たな技術の普及を担っていくことも期待されています。

 

認定証授与式では、全農ひろしまの担当者がJA施肥マスターの活動や資格認定講習会の内容を報告した後、水永祐治県本部長から認定者に1人ずつ認定証を手渡しました。認定者たちは、それぞれの今後の活動における決意表明を力強く語りました。水永県本部長は、「施肥マスターの皆さんには講習会で得た知識を活用し、土壌分析に対する指導を行い、土づくりから昨年7月の豪雨災害への復興支援へ繋げていってほしい」と期待を込めました。

 

今回資格認定されたJA広島市の矢野崎大輝さん(27)は「教科書通りの指導しかできないことがもどかしく、今回の資格講習の受講を決めました。数字やデータに基づき、一歩踏み込んだ営農指導ができるよう努めたいです」と意気込んでいました。

 

▲授与式では、水永県本部長(右)が1人ずつ認定証を手渡しました。


認定証を手に笑顔のJA施肥マスターの皆さん