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県共夏季枝肉の部 (有)野山牧場栄冠

2019年07月25日

JA全農ひろしまは2019年7月23日、広島市中央卸売市場の食肉市場で第95回広島県畜産共進会(夏季枝肉の部)を開きました。合計29頭が出品され、最優秀賞には東広島市安芸津町の(有)野山牧場の出品牛が選ばれました。

 

雌14頭、去勢12頭、参考3頭が出品され、全体の平均は、枝肉重量497.7キロ、BMS(脂肪交雑)ナンバー7.4、ロース芯の面積67.8㎠、販売単価は2,490円。(税別)1頭あたり1,246,025円(税別)で取引されました。

 

最優秀賞に輝いた野山牧場の出品牛「野山8962」(去勢)は、全体のバランスの良さや脂肪の入り具合、歩留まりの良さなどが評価されました。父は「里百合」。A5等級で枝肉重量592.6キロ、BMSナンバー11、ロース芯の面積103㎠で販売価格は2,761,516円(税別)でした。牧場の会長を務める山本利隆さんは「県有牛である“元就”で受賞することができて良かったです。育てる上で上質な乾草を配合飼料より多く与えることにこだわりました。牛が過ごしやすい環境を作り、事故に気を付けながら次回も最優秀賞を目指したいです」と意気込みました。

 

国内の和牛枝肉価格は、昨年と比べてもほぼ横ばいで推移しており、今後もしばらく続くのではと全農ひろしま畜産課は話します。

 

全農ひろしま水永祐治県本部長は褒賞授与式で、「素牛価格の高騰や貿易協定の動向など、畜産を取り巻く環境は厳しい状況にあります。全農ひろしまは、和牛のおいしさや、付加価値の向上、新規就農者や既存農家の規模拡大のために取り組んでいきます」と強調しました。

 

▲最優秀賞に輝いた(有)野山牧場の山本さん