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広島県畜産共進会 滝口さんV

2019年10月31日

JA全農ひろしまと広島県酪農業協同組合は10月29日、三次市の三次家畜市場で第95回広島県畜産共進会種畜の部を開きました。繁殖雌牛の品質や育種改良の成果を競うこと、飼育管理技術等の向上のために毎年開催しています。肉用種種牛47頭、乳用種種牛33頭が出品され、肉用種種牛では神石郡神石高原町の滝口居志さんが子牛の部に出品した「まこしげ」(父「久茂福」)、乳用種種牛では、三次市の有限会社檜高牧場さんの「HDK ロクシー アルマーニ モデル ET」がそれぞれ総合首席に輝きました。

 

「まこしげ」は、発育が良好であることや腰の強さ、また中・後躯のバランスが良いことなどが評価されました。滝口さんは「産まれたときは小さかったが、良い牛になるという期待はありました。加えて、背が高くなるよう工夫して育ててきました。初めての総合首席なのですごくうれしいです。これからも肥育農家に喜ばれる牛を育てていきたいです」と話しました。

 

全農ひろしまの水永祐治県本部長は「日米貿易協定の最終合意により、牛肉・豚肉については、TPP11と同等の関税引下げが決定されるなど、畜産業界を取り巻く環境において多大なる影響があることが予想されます。全農としては、“広島血統に着目したブランド展開”を図り、より付加価値の高い広島和牛の生産振興を築いていきます」と力を込めました。

 

その他の主な受賞者は次の通りです。(敬称略)
◇肉用種種牛:成牛首席=大迫 一三(庄原市)

◇乳用種種牛:総合2席=藤井 康浩(世羅郡)

 

▲肉用種種牛の部で総合主席に輝いた滝口居志さん(右)と「まこしげ」


▲乳用種種牛の部で総合主席に輝いた檜高牧場の「HDK ロクシー アルマーニ モデル ET」


▲真剣に牛を審査する審査員