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第95回畜産共進会開催 (有)野山牧場3連覇達成

2019年12月09日

JA全農ひろしまは、2019年12月3日、広島市中央卸売市場の食肉市場で第95回広島県畜産共進会(冬季枝肉の部)を開催しました。合計30頭が出品され、最優秀賞には東広島市安芸津町の(有)野山牧場の出品牛が選ばれました。

 

雌13頭、去勢13頭、参考4頭が出品され、全体の平均は、枝肉重量495.2キロ、BMS(脂肪交雑)ナンバー8.1、ロース芯の面積73.9㎠、販売単価は2,584円(税抜)。1頭あたり1,285,734円(税抜)で取引されました。

 

最優秀賞に輝いた野山牧場の出品牛「野山9357」(去勢)は、外観や僧帽筋(牛の肩から背中にあたる部分)が充実していたこと、全体のバランスの良さなどが評価されました。父は「諒太郎」。A5等級で枝肉重量625.0キロ、BMSナンバー12、ロース芯の面積113㎠で販売単価は2,600,000円(税抜)でした。

 

野山牧場の山本武さん(41)は「普段より長めに育てたので事故に気をつけながら育てました。今回受賞した牛は、育成期の頃から体形が良く、良い牛になると思っていました。生き物なので、手をかけただけ結果が返ってくることにやりがいを感じています。夏季と併せて3連覇できたことでプレッシャーもありますが、良い牛を育てたという自負が強まりました。このまま4連覇できるよう頑張りたいです」と力を込めました。

 

審査委員長を務めた広島県農林水産局畜産課の實藤努参事は「今回はどの牛も高品質な枝肉でした。このような品質の高い和牛を生産することは、広島和牛の価値向上につながります」と評価しました。

 

▲最優秀賞に輝いた(有)野山牧場の「野山9357」と会長を務める山本利隆さん