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ハウス導入コスト低減に向けたパイプハウスの建て方講習会を開催

2019年12月24日

広島県園芸振興協会(事務局:JA全農ひろしま)は2019年12月19日(木)、「パイプハウス建て方講習会」をJA西日本営農技術センター(東広島市河内町入野)で開きました。全農ひろしまでは、施設園芸に取り組む生産者にとって大きな負担となっているハウス設置にかかるコスト低減策として、4年前から「全農ひろしま型ハウス」の推進を行っています。通常は施工まで行うパイプハウスの設置について、部材のみを供給し、設置は購入者が行うことで費用を抑えます。同講習会は、建て方に関する基本的な知識・技術習得のため実施しました。

 

 

当日は、JA職員や生産者など37名が参加。資材原料の情勢や「全農ひろしま型ハウス」について説明を受け、その後、パイプハウスの建て方を実際に作業しながら学びました。

 

 

今年度「全農ひろしま型ハウス」を4棟購入し、講習会に参加した尾道市御調町の「農事組合法人 今津野東」の上村茂之(42)さんは「もともとパイプハウスを法人で組み立てたことはあったが、基本的な技術を学ぶことができてよかったです。これから法人の皆さんと協力して手際良く組み立てていきたいです」と話しました。同法人では、次年度から「全農ひろしま型ハウス」を活用し、ミニトマトの栽培を始める予定です。

 

 

全農ひろしま園芸課の花﨑歩担当は「全農ひろしま型ハウスの取り扱いを開始して、初めての講習会でしたが、多くの方に来ていただけました。生産者の皆さんのために、最新の情報提供や生産コストの低減につながる提案が求められています」と語ります。

 

▲実際に組み立てる様子を見せる全農ひろしまの職員


▲参加した生産者も組み立てを実践しました。