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「こまつな」の販路拡大に向けた物流体制の構築と販売体制の強化 全農ひろしまとJAが協力

2020年01月23日

JA全農ひろしまとJA広島市は1月17日、全農ひろしま大町事務所(広島市安佐南区)で、「こまつな」の販路拡大に向けた目合わせ会を開き、生産者や広島市、広島県、JA、全農ひろしまの職員など約25名が参加しました。

 

この目合わせ会は、広島市と安芸太田町を中心に作付が拡大している「こまつな」を、広島県東部・県外(関西)市場に販路を拡大する取り組みとして開催。契約的販売を基本として、生産所得の安定化を目的としています。
これまで物流・集荷、出荷資材・出荷荷姿などは産地により異なり、出荷のほとんどが広島市中央卸売市場(中央・東部)でありましたが、広島市以外にも出荷できるよう、協議・検討を重ね、集荷拠点を整理。「こまつな」専用の出荷袋や段ボールによる出荷を2月上旬からスタートする予定です。目合わせ会では、出荷予定の生産者が自身の栽培した「こまつな」を持ち寄り、出荷荷姿や規格などについて熱い意見を交わしました。

 

福田農園(広島市白木町)の代表で、JA YOUTH広島市の委員長を務める福田卓己さん(50)は「このような取り組みを提案していただけることは、年間を通して販売価格を維持できるので非常に助かります。出荷が週3~4回なので常に出荷できる体制も整えることができます。今後も販路を拡大して、色々な地域の方に広島の「こまつな」を食べてもらえる機会が増えることは嬉しいです」と話しました。

 

全農ひろしま園芸課の藤田雄平担当は「生産者・行政・JA・全農とが連携し、この取り組みを軌道に乗せていきたいです」と力を込めます。

▲こまつなの目合わせをする生産者と、説明をする全農ひろしま園芸課の職員(右)