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耕畜連携資源循環米「せらにしあきさかり」が販売開始 世羅町で報告会

2020年02月05日

JA全農ひろしまは「SDGs」(持続可能な開発目標)の一環として、耕畜連携資源循環ブランド「3-R(さん・あーる)」商品の「せらにしあきさかり」の販売を開始します。同商品の販売に先立ち、生産報告会を1月30日(木)、世羅町役場(世羅郡世羅町)で行いました。当日は、奥田正和世羅町長や生産者、JA関係者ら11人が参加しました。

 

この取り組みは、全農ひろしまとJA尾道市が、世羅西地区の生産者グループ「おぐにフィールド」とともに、世羅地区で製造された鶏ふんを10aあたり400㎏以上施用し、「耕畜連携」による地域資源の有効活用や循環を図っています。また、節減対象農薬と化学肥料(窒素成分)の使用回数を通常の2割以上削減して栽培した環境保全米です。

 

報告会では同法人の小迫高代表から取り組み経過を、全農ひろしま米穀販売課から3-Rブランド販売計画について報告しました。同法人全体での同商品の作付面積は7haで、令和元年度産では42トンを出荷。2kg 1,200円(税込)で、2月4日(火)より全農ひろしま直営の直売所「とれたて元気市 広島店」(広島市)での販売、2月5日(水)より直売所「ええじゃん尾道」(尾道市)での販売を開始しました。また、「とれたて元気市 となりの農家店」(東広島市)での販売も予定しています。

 

小迫高代表は「“せらにし”という地区の名前を商品に加えることができて良かったです。耕畜連携ということを消費者の方にも意識して買っていただき、世羅の美しい情景を思い浮かべながら食べてほしいです。今後も責任を持って、生産に取り組んでいきたいです」と意気込みを語りました。

 

奥田正和世羅町長は「4法人が連携した特色ある米作りができたことが嬉しいです。地域の農業者が協力し合うことで、畜産堆肥の活用や環境保全にもつながる取り組みができることを期待しています。世羅町としても後押ししていきたいです」と話しました。

 

全農ひろしまは今後も「3-R」認定商品を充実させるとともに、この取り組みを通じた「耕畜連携資源循環ブランド」の確立を目指していきます。



▲報告会の様子(世羅郡世羅町の世羅町役場で)


▲「せらにしあきさかり」を試食する奥田世羅町長(右)


▲「耕畜連携資源循環ブランド3-R(さん・あーる)」に認定された「せらにしあきさかり」