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県内2農場目となる全農チャレンジファームで、アスパラガスの研修が本格始動しました

2020年04月28日

JA全農ひろしまが運営する「チャレンジファーム広島・上下農場」で4月21日、アスパラガスの定植が行われました。

 

定植作業は、マスクや消毒の徹底など新型コロナウイルスの感染予防措置を講じて実施。研修生をはじめ、上下町の生産者、市役所職員、県職員などが、約30アールの圃場に立つパイプハウス8棟に、約7,500株のアスパラガスの苗を定植しました。また、府中市の小野市長も農場を視察に訪れ、研修生とともにアスパラガス苗の定植を行い激励しました。

 

研修生の林新二さん(30)は「地元の上下町で美味しいアスパラガスを栽培し、多くの人に喜んで頂けるような農業を目指したい」と話しました。

 

「チャレンジファーム広島」は新規就農者希望者が、模擬経営を通して経営ノウハウを学べる研修農場。研修生は2年間、全農ひろしまの職員として雇用され、安定した生活基盤のもとで研修に専念することができます。「上下農場」は、研修生の募集から農地のあっせん、就農時の支援などをトータルでサポートする取り組みとして、全農ひろしまがJA庄原、府中市と連携し、令和2年3月に開設しました。今年4月からは希望者1名を受け入れ、研修を本格的に開始しました。

 

アスパラガスはかつて広島県北部での生産が盛んでしたが、生産者の高齢化などにより生産面積が減少しています。将来、同農場の研修生が上下町に就農することで、アスパラガスなどの生産振興や地域の活性化につながることを目指します。

 



▲定植を行う研修生の林さん(左端)と小野市長(中央)