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第96回広島県畜産共進会(冬季枝肉の部)を開催しました

2020年12月08日

JA全農ひろしまは12月1日、広島市中央卸売市場の食肉市場で、第96回広島県畜産共進会(冬季枝肉の部)を開きました。合計28頭が出品され、最優秀賞には三次市布野町の株式会社のば牧場の出品牛「峰百合0201」(去勢)が選ばれました。

 

雌14頭、去勢11頭、参考3頭が出品され、全体の平均は、枝肉重量509.6キログラム、BMS(脂肪交雑)ナンバー8.6、ロース芯の面積75.8平方センチメートル、販売単価は1キログラムあたり2,677円(税別)。1頭あたり1,362,490円(税別)で取引されました。

 

最優秀賞に輝いた「峰百合0201」は、脂肪交雑や、バラ厚をはじめとする枝の張り、ロース芯の大きさなどの枝肉のつくりが評価されました。生産者の㈱のば牧場の野畑篤史代表取締役社長(37)は「久しぶりに最優秀賞が取れて嬉しい。サシだけではなく、脂肪の質や風味など肉のおいしさを追求していきたい」と語ります。

 

県共進会は昨年度から、脂肪の質を表すMUFA(一価不飽和脂肪酸)測定値を公表しています。2022年に鹿児島県で開かれる第12回全国和牛能力共進会で、「脂肪の質評価群」が新設されるなど、全国的にも「脂肪の質」を高める取り組みが進んでいます。

 

全農ひろしまの水永祐治県本部長は褒賞授与式で、「広島和牛ブランドの価値創出の取り組みの一つとして『枝肉中のMUFA測定値』などを通じて『新しい広島和牛の魅力』を広く伝えていく取り組みを、広島県と連携し推し進める」と力強く話しました。

 

 


▲最優秀賞を受賞した「峰百合0201」(去勢)と生産者の野畑さん