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県内の新規就農研修生がスマート農業機械を実習しました

2020年12月14日

JA全農ひろしまは、12月1日、JA西日本営農技術センターにて県内の新規就農研修生を中心とした14名にスマート農業機械の実習を行いました。この実習は、JAグループ広島の「営農基礎研修」の一環で行われ、出席者はハウスにも乗り入れできる直進アシスト機能付きの小型トラクタの操作や、パワーアシストスーツを着用した、堆肥の運搬作業などを体験しました。

 

これまで「営農基礎研修」では、講義としてスマート農業の機械に触れることはあったが、農場内で実際の機械を操作するといった実習は初めて。

 

農業分野の人手不足への解決策として、スマート農業の機械に注目が集まっていますが、活用されているものの多くは稲作向けの大型農機など。一方で、新規就農を目指す研修生は、施設園芸に取り組むことが多く、今回の実習は、ハウスなどでも作業がしやすい小型のトラクタや、中腰姿勢や重量物の運搬など農作業中に痛めやすい腰をサポートするパワーアシストスーツを体験してもらうことで、スマート農業をより身近に感じてもらおうと全農ひろしまが講師を務めました。

 

出席者の一人は「トラクタの操作はこれまでほとんどしたことがなかったが、凸凹の多い圃場でもまっすぐと走ることが出来た。農業経験は少ないが、スマート農業の機械も使いこなし、早く一人前のプロ農家になりたい」と語ります。

 


▲直進アシスト機能付きの小型トラクタの操作を習う研修生(東広島市で)