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子牛の初せり開催 コロナ禍の中、相場上向き

2021年02月01日

JA全農ひろしまは2021年1月27日、和牛子牛の初せりを三次家畜市場(三次市西酒屋町)で開きました。関係者以外に入場制限をかけるなど、新型コロナウイルス感染症予防対策を行ったうえで、毎年恒例の三本締めでせりを開始。生後7~10ヶ月の子牛265頭(雌106頭、去勢159頭)が上場し、すべての取引が成立しました。子牛1頭あたりの平均価格は雌694,007円、去勢830,369円、総平均は775,824円(いずれも税込)。総平均は昨年同月と比べ、約13,000円の高値で取り引きされました。

 

全農ひろしまは、「コロナ禍ではあるが通常通り購買者が来場し、首都圏で発令した緊急事態宣言による影響は感じられなかったが、今後は外食・観光需要の低迷によって枝肉相場が下落し、連動して素牛価格に影響を及ぼす可能性もある」と分析します。

 

全農ひろしま三次家畜市場の河内雅和場長は「継続的に感染対策を行うことで、市場を予定どおり開催し続けるとともに、安心してご来場いただける市場体制を整え、適正価格の形成に努めていく」と話します。

 

 


▲三次家畜市場で開かれた子牛の初せりの様子