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JA施肥マスター研究会 情報共有でレベルアップ

2021年04月01日

JA全農ひろしまは、3月24日、令和2年度第2回JA施肥マスター研究会をリモートで開きました。JA施肥マスターに貸与するタブレット端末などを用いて、31人が参加。施肥や土壌診断の専門的知識を有するマスターが、現在取り組んでいる活動について報告し、情報共有を図りました。

 

JA広島北部営農部の砂原宏樹さんは、管内15戸の農家からなるチンゲン菜グループの施肥コストの低減と良品質栽培を目的に、展示圃を設置して肥料の比較や土壌診断などの調査を実施。生産者のニーズに応えて開発した専用の「マイブレンド肥料」によってコストを下げつつ、生育は良好であったことを確認し、マイブレンド肥料の普及に努めていくことを報告しました。

 

そのほか、土壌診断結果を活用したあきさかりの収量向上の取り組みやブドウ園地における土づくり、青ネギの葉先枯れ症対策など多くの取り組みが報告されました。

 

全農ひろしま営農資材部営農支援課の平岡紀央課長は、「今後も、現場での報告や施肥技術、最新ICT技術などを共有する研究会などを年複数回開き、JA施肥マスターを含む営農指導員のレベルアップを図るとともに、地域の産地振興のリーダーを育成したい」と話します。

 


リモートで行われた、令和2年度第2回JA施肥マスター研究会の様子(広島市で)