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第97回広島県畜産共進会(夏季枝肉の部)開催 ㈱のば牧場出品牛 2大会連続最優秀賞

2021年08月03日

JA全農ひろしまは7月27日、広島市中央卸売市場の食肉市場で第97回広島県畜産共進会(夏季枝肉の部)を開きました。合計33頭が出品され、最優秀賞には株式会社のば牧場の出品牛「隆3」が選ばれました。株式会社のば牧場出品牛の最優秀賞受賞は冬季に続いて2大会連続。

 

雌13頭、去勢16頭、参考4頭が出品され、全体の平均は、枝肉重量502.3キログラム、BMS(脂肪交雑)ナンバー9.6、ロース芯の面積76.8平方センチメートル、販売単価は1キログラムあたり2,568円(税別)。1頭あたり1,285,104円(税別)で取引されました。

 

最優秀賞に輝いた「隆3」は、きめ細やかなサシ、ロース芯の大きさや、無駄な脂肪がないことでの歩留まりの良さ、肉色の美しさなどの総合的な肉質の良さが評価されました。生産者の株式会社のば牧場の野畑篤史代表取締役社長は「おいしいと言われるのが一番なので、食べた人の感想を聞きながら検討を続け、おいしさを追求したい。来年の全共に向けても選ばれるように頑張っていきたい」と笑顔を見せました。

 

全農ひろしまの水永祐治県本部長は褒賞授与式で、「広島県や関係団体と協力し和牛の付加価値向上への研究を進めながら、新規就農者や担い手支援など、農家の事業継続への環境づくりを行い広島和牛の生産振興に引き続き取り組む」と力を込めました。

 

広島県畜産共進会では、これまで1農家1頭までの出品としていましたが、今回からは広島県産種雄牛を一代祖(父)にもつ牛であれば2頭目の出品が可能となりました。全農ひろしまは古くから蔓牛をつないできた広島和牛の特徴を伝え、広くPRしブランド価値向上につなげます。

 

 


▲最優秀賞を受賞した、「隆3」と生産者の㈱のば牧場野畑篤史代表取締役社長(広島市で)