のば牧場が2季ぶりV 全農ひろしま畜産共進会
2022年07月29日
JA全農ひろしまは26日、広島中央卸売市場の食肉市場で第98回県畜産共進会(夏季枝肉の部)を開催しました。33頭が出品され、最優秀賞に三次市の株式会社のば牧場が出品した「徳重の1」が選ばれました。
最優秀賞の「徳重の1」は、父が「幸忠栄」母の父が「勝忠平」。枝肉重量638.6キロ、A5、脂肪交雑(BMS)ナンバー12に格付けされました。サシがきめ細かく満遍なく入っており、肉の色沢が際立っていたと評価され、1キロ3,380円で落札されました。1頭あたり2,158,468円。
今回の県共は雌牛13頭、去勢牛17頭、参考3頭が出品。全体平均は枝肉重量518.3キロ、脂肪交雑(BMS)ナンバー8.4、ロース芯面積78.1平方センチメートル、1キロ当たりの販売単価は2,294円で1頭1,192,408円で取引されました。
また、今年度から同一農家2頭目の出品要件を変更し、元就、比婆牛、神石牛のいずれかに該当する牛となりました。
最優秀賞に輝いた(株)のば牧場の野畑篤史社長は、「ビタミン欠乏症にならないよう、数値を確認しながら慎重に生育し、早い段階からサシがあり、見た目も良く自信があったので最優秀賞を受賞できホッとしている」と笑顔を見せました。
全農ひろしまの水永祐治県本部長は「新型コロナウイルスやロシアによるウクライナ侵攻の影響で肥育農家には厳しい事業環境が続き様々な課題が出てきている。それらに対応するため、関係機関や流通業者と連携し、広島和牛の更なるブランド価値創出に向けて取り組んでいく」と力強く話しました。
最優秀賞を受賞した「徳重の1」と 野畑社長
最優秀賞を受賞した野畑社長㊥と記念写真を撮る全農ひろしま水永県本部長㊧、広島県の向井統括官㊨