ＪＡ全農ひろしまと広島県酪農業協同組合は１７日、三次市の三次家畜市場で第９９回広島県畜産共進会種畜の部を開催しました。肉用種種牛４７頭、乳用種種牛２５頭が出品され、肉用種種牛の総合首席に庄原市の川上喜久さんの「しげなが５の８」（父「花勝百合」）、乳用種種牛の総合首席に庄原市の藤本雄紀さんの「ＫＨＩ　Ｄ　ミツチー　ハーゲン　ＥＴ」が輝きました。

　「しげなが５の８」は充実した体積感に加え、雌牛らしい品位のある体つきなどが評価された。川上さんは「一番をとりたかったので嬉しい。毎日の手入れや日々の運動など大変なことも多かったが、これまでの努力が今日の結果に繋がった」と笑顔で話してくださいました。

　広島県畜産共進会の会長を務める全農ひろしまの安藤重孝県本部長は「本共進会や改良組合活動を通じて、広島和牛の改良成果と方向性の確認や、地域の一体感を醸成した将来の畜産事業の裾野を広げる取り組みを通じて、生産基盤の強化につなげていきたい」と力を込めました。

その他の受賞者は次の通りです。

◇肉用種種牛▽子牛の部首席＝藤元晃一（庄原市）◇乳用種種牛▽総合２席＝藤井康浩（世羅郡）