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第100回広島県畜産共進会 種畜の部を開催

2024年11月01日

 JA全農ひろしまと広島県酪農業協同組合は10月29日に三次市の三次家畜市場で第100回広島県畜産共進会「種畜の部」を開催しました。肉用種種牛46頭、乳用種種牛27頭が出品。肉用種種牛では庄原市の農事組合法人ファームおようの「もも」(父「貴隼桜」)、乳用種種牛の未経産牛では世羅町の藤井康浩さんの「ブルートパーズ ハナンズ モードリン」、経産牛では庄原市のファンキー牧場の向田修実さんの「フアインビユー セイバー サム」が総合首席に輝きました。

 肉用種種牛の総合首席に輝いた「もも」は体躯の充実に加え、雌牛らしい輪郭の鮮明さ、皮膚や被毛の質の高さが評価されました。農事組合法人ファームおようの戸井萬芳代表理事は「地域で一丸となって育てたことで、記念すべき第100回の大会で総合首席を取ることができた」と笑顔で話しました。

 同共進会は1909年に第1回が開かれ、今回の100回記念大会を迎えました。また今回から全国和牛能力共進会(以下:全共)に合わせた審査区分に変更し、第13回北海道全共に向けて生産者の意識を高めていく狙いです。

 県畜産共進会の会長を務める全農ひろしまの安藤重孝県本部長は「第100回を迎えた本共進会を通じて、畜産事業の裾野を広げるための取り組みを継続し、広島和牛の深化に繋げていく」と力を込めました。

その他の受賞者は次の通り。

 ◇肉用種種牛▷総合2席=農事組合法人ファーム金田(庄原市)

 ◇乳用種種牛 未経産牛 ▷総合2席=市川勝敏(庄原市)

 ◇乳用種種牛 経産牛 ▷総合2席=有限会社檜高牧場(三次市)