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全農ひろしま決起集会 愛を米(コメ)て 猛暑対策

2025年05月29日

 JA全農ひろしまは20日(火)、初の試みである「稲作の暑い夏を乗り切ろう!」と称して、稲作における夏期の高温障害対策や雑草、病害虫防除などの水稲栽培における課題への対応に向けた決起集会を開催しました。当日は、県内JAの営農指導員や行政関係者55名が参加し、近年の大きな問題となっている夏期の高温障害対策をはじめ、関係する病害虫防除対策などについて、情報共有を行いました。

 気象庁が発表した西日本の3か月予報でも、平均気温は平年よりも高温となることが予想され、水稲病害虫発生、受精障害、登熟障害などの影響により、収量や品質の低下が懸念されています。講師からは高温登熟耐性品種の紹介や、補給することで根張りを良くし、光合成促進などの効果がもたらされるケイ酸カリ等について説明がありました。

最後には、今年度水稲栽培における課題を乗り切るために「1粒1粒 愛をコメて」というスローガンを定め、全農ひろしま肥料農薬課の谷保豊課長は、「組合員に情報を広く周知いただき一粒でも多く良質な米生産に繋げてほしい」と力を込めました。このスローガンのもと、高品質で高収量の水稲を栽培するために、県内全域で一致団結して生産者支援に取り組みます。


■夏期の高温障害対策などを説明する全農職員と聴講するJA職員