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㈱入江ミート初選出 県畜産共進会「夏季枝肉の部」

2025年07月31日

 JA全農ひろしまは7月22日、広島市中央卸売市場食肉市場(広島市)で第101回広島県畜産共進会「夏季枝肉の部」を開きました。最優秀賞には、去勢牛「幸紀安」を出品した神石高原町の株式会社入江ミートが初選出されました。

 最優秀賞の枝肉は、A5ランク、重量599.2キログラム、歩留まり基準値82.3、BMSは最高の12、ロース芯面積118平方センチで、血統は父が「幸紀雄」、母の父が「福之姫」、母の祖父が「安福久」。せりでは、最高額の1キロ3,300円で取引されました。 株式会社入江ミートの入江良介さんは、「愛情を込めて育てている牛が評価されて嬉しい。消費者に喜ばれるお肉をこれからも作り続けていきたい」と力を込めました。

 同会では、ロース芯面積や皮下脂肪の厚み、歩留まり、さしの入り方を示す脂肪交雑基準(BMS)などを基準に競いました。雌牛13頭、去勢牛16頭、参考2頭、合計31頭が出品され、最優秀賞1品、優秀賞4品、優良賞9品が選ばれました。

 審査長を務めた広島県小川寛大畜産課長は、「出品牛はA5ランクが全体の約9割で、ロース芯が大きく、ももや肩の肉質が良いものが揃い、全体的に高水準であった。」と講評しました。

 全農ひろしまの安藤重孝県本部長は、「広島和牛ブランドの更なる価値創出に向けて、先人が築き上げた歴史と希少血統を活用し、インバウンド需要を的確に捉え、県内外での需要拡大を図るとともに、アジア圏への輸出拡大に継続して力を注ぐ」と話しました。

▶最優秀賞に輝いた「幸紀安」と(株)入江ミートの入江さんら

▶せりの様子

▶最優秀賞を受賞した(株)入江ミートの入江さんら(中央3人)と広島県農林水産局柴山農水産振興担当部長(右)、JA全農ひろしま安藤県本部長(左)