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山梨県・甲州市で 「全国ブドウ研究大会」 が開催されました!

2017年09月12日

  山梨県本部は、8月24、25の両日、甲州市で開かれた「全国ブドウ研究大会」に参加しました。

  この大会は、山梨県本部をはじめ、全国果樹研究連合会、山梨県果樹園芸会が主催し、産地の事例発表などを通じて栽培技術の向上を図ることを目的に開かれ、全国から生産者やJA関係者ら約500人が参加しました。

1日目は県外の参加者が、全国的に人気の高い品種「シャインマスカット」の優良栽培農家の園地と県果樹試験場を視察しました。園地では新梢管理や施肥、かすり症対策など専門的な質疑応答などで情報交換しました。県果樹試験場では、これまでの研究成果をもとに同品種の担当者が栽培管理のポイントや省力的な新技術を紹介しました。

2日目は「『温故知新』-技術で築く美味しさと安心のブランド-」を大会テーマとして基調講演、事例発表が行われました。事例発表に先立ち、大月健司全果連ブドウ部会長、小澤博山梨県果樹園芸会会長が主催者挨を行い、後藤斎山梨県知事、田辺篤甲州市長、關本得郎全農山梨県本部運営委員会会長からは歓迎の挨拶を行いました。続いて浅川京子農林水産省関東農政局長から来賓挨拶がありました。

基調講演は「美味しいブドウを作るには-その育種と栽培-」と題し、農研機構佐藤明彦氏が講演しました。続いて産地事例発表はブドウの主産地県である岡山県、長野県、山梨県の3県代表が事例発表しました。

山梨県を代表して、山梨県本部の小澤聖樹営農企画課長が、県内でシャインマスカットの栽培面積が短期間で増えた経緯を説明しました。食味を重視するため1房の実の数を30~35粒とする指標を設定していることや、適切な収穫時期を見極めるため、持ち運び可能なモバイル糖度計を利用していることを発表しました。会場はメモをとったり、写真を撮るなど出席者の熱心に聞き入る姿が見受けられました。

最後に「大会決議」を全会一致で採択し、2日間にわたって行われた大会の幕が閉じられました。

全国ブドウ研究大会は、全国の主要ブドウ産地で開かれており、山梨県での開催は2001年以来16年ぶりの開催となり、次回開催地の香川県にバトンを渡しました。

2日目の大会のようすの内容を表示

2日目の大会のようす

会場には各メーカーが農業資材を展示紹介の内容を表示

会場には各メーカーが農業資材を展示紹介

事例発表する営農企画課小澤課長の内容を表示

事例発表する営農企画課小澤課長

熱心に聞き入る出席者の内容を表示

熱心に聞き入る出席者