きゅうり

きゅうりの旬は夏。夏のほてりに、さわやかな味。
シャキッとした歯ごたえ。
鮮度にこだわり、朝夕の低温時収穫、産地予冷・低温輸送で、地元ならではの新鮮きゅうりをお届け。
中山間地で豊かな水と耕畜連携によるたい肥をふんだんに使って栽培。
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品種特性
〇キュウリは白いぼ種(華北系、表面がなめらかで刺の白い品種)と黒いぼ種(華南系、表面の刺が黒いもの)、ピクルス型の3種があります。華北系白いぼ種は果実全体が緑色で生食用として見ばえがし、皮が薄く歯切れがよいです。このことが消費者の評価を高め、現在日本では白いぼ種がほとんどを占めます。
〇以前のきゅうりの表面には白い粉が、ふいたようについていました。これは水をはじき、果面を保護するろう物質で蒸散作用を防ぐ、ブルームといいます。近年ブルームの出ない接ぎ木の台木がみつかり、果皮の光沢が美しいことから、今はブルームのない(ブルームレス)ものが主流になっています。果皮は堅いが、日持ちします。
〇きゅうりが最も流通しているのは、重さが100グラム程度のもの。柔らかいものが求められるため、日本のきゅうりは完全に成長する前の育ちざかりのうちに収穫しています。きゅうりは成長が早く、最盛期には1日に2回も収穫します。
産地の概要
~中山間地が適地~
〇きゅうりの光合成の適温は25~32℃とされていますが、栽培では呼吸作用による養分の消費との関係や雌花の生育を妨げないように、昼間は22~28℃、夜間は17~18℃が適温です。さらに、葉で作られた養分が充分に果実に転流される場合は、翌日の光合成能率が高くなり安定生産と栄養成分の高いきゅうりができます。このため、日没後葉で作られた養分の転流が円滑にできるよう16~20℃にし、その後呼吸作用が抑制されるよう、さらに低温にすることが望ましいと云われています。
このような条件を満たすのが、愛媛のきゅうり産地。栽培されている地域は、山あいの中山間地。昼夜の温度差が大きく、暑い夏場でも夜温が下がり、葉で生成された栄養成分を充分に果実に送ることができ、栄養をたっぷりと含んだきゅうりが育つ適地です。
~畜産とセットの地域で、しっかりした土づくりを実践~
〇きゅうりは根の酸素要求量が高い作物です。このため、土層が深く排水のいいほ場が望ましく、また安定した生産には緩衝能力の高い土壌が必要です。このため、堆肥をしっかり投入し、健康な土づくりが不可欠です。
このため、愛媛のきゅうり産地は畜産が盛んな地域でもあり、耕畜連携で地域循環型の農業を行っています。
選び方
〇きゅうりは、みずみずしい香りと、シャキッとした歯切れのよさがいのちです。新鮮なものを選びましょう。
〇ハリのないもの、皮にシワができているものは古くなって、水分が蒸発しているので避けましょう。
食べ方・調理ポイント
○暑い夏に、きゅうりのサラダ・塩もみ・あえ物・中華風炒めなどで、あっさり食べましょう。
○きゅうりは爽やかな風味、夏の食欲の無い時などに美味しく食べられます。
○サラダ等に使う場合は、フォークで縦に節目をつけておくとソースがしみ込み易くなります。塩をふってからまな板の上でゴロゴロと転がす(板ズリ)と色鮮やかになりトゲもとれ、渋味もとれておいしさが増します。
保存方法・加工法
〇急激な温度変化は苦味の原因となります。
〇低温はビタミンCを減少させるので冷やしすぎに注意しましょう。
〇ポリ袋に入れ、口をきちんと止めて冷蔵庫で3~4日保管できます。
きゅうりの"すご技"

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〇栽培地の標高差を利用したり、年に3回(今回の取材は5月、7月、8月)と時期をずらして定植することにより、5月下旬から10月くらいまで収穫ができます。
〇選果機が1本ずつ計量・画像診断を行い、等級・サイズを判定しています。
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