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若手担い手農家が農業経営を学ぶ「アグリキャンパス」を開講しました

2016年10月13日
全国農業協同組合連合会三重県本部(JA全農みえ)
ニュース
営農対策事業
生産者・JA向け

JA全農みえは10月12日、津市のJA全農みえ肥薬センターで、若手担い手農家向けの講座「アグリキャンパス」を開講しました。

若手担い手農家が抱える営農に関する課題解決を支援し、生産性・品質の向上と人材育成をめざすのが目的で、2016年度が2期目となります。

カリキュラムは、10月から来年5月まで全5回。三重県内5JAから、20~40代の13人が受講します。①農業経営のための知識、②農業・農政の最新情報、③低コスト・省力化に向けた技術などの提案、④営農課題に関する現地研修などの内容としています。

研修に実習や体験をとり入れてほしいとの要望が多かったことから、今期は、三重県内の試験ほ場で栽培された水稲新品種の食べ比べや、FOEAS(地下水位制御システム)導入ほ場の視察、農業ICT(情報通信技術)を活用した農機の操作体験などを組み込みました。また、実践的に学ぶ有機肥料の活用や農業経営に関する講演も計画しています。

開講式のあと、第1回の研修会を開催。効率的な施肥を行うための施肥・土壌の基礎知識について講義を行いました。第2回は11月に開き、農業経営の所得増大をテーマに水田作物の生産戦略や麦・大豆の湿害対策を研修します。

受講者には、全農が提供するインターネットによる総合営農情報サービス「アピネス/アグリインフォ」の利用を3年間無料とし、最新の農薬登録や1キロメッシュ気象情報、栽培技術、生産資材、青果物市況などの情報を提供します。また、全農の広域土壌分析センター三重が行う土壌診断の結果にもとづく個別の施肥相談・指導や、栽培した米の食味審査による成分・品質分析も行います。