三重の特産品

お茶どころ・みえ

「伊勢茶」は、三重県で生産された茶の統一ブランド名です。
全国第3位の生産量を誇り、茶のプロである茶商やお茶通のみなさまの間では品質や味に定評のある伊勢茶ですが、これまで多くが他府県産の銘柄茶の原料茶として流通してきたこともあり、実力の割にその名はあまり知られていないのが実情です。
産地はいま、消費者のみなさまに安心して飲んでいただける安全な伊勢茶づくり、生産県としての強みを生かした魅力ある商品づくりに、全国ブランドをめざし熱い思いで取り組んでいます。

伊勢茶のチカラ

県内まるごと生育適地

年間平均気温15℃以上、年間降雨量1,500mm以上。これが茶の生育に適する条件。温暖で降雨量も豊富な三重県のほとんどの地域がこの条件にあてはまり、恵まれた環境のもと県内各地でさかんに伊勢茶が栽培されています。

品質に自信

「伊勢茶は味が濃い」と茶商にも定評があります。伊勢茶は二番茶までの刈り取りのため、樹勢が保たれ、葉肉も厚くなり、味わいが濃厚になるというわけです。急須に入れて三煎めでも、充分に味や香りを楽しむことができます。
また、全国茶品評会、関西茶品評会など全国レベルの品評会で、伊勢茶は毎年、農林水産大臣賞をはじめとする上位各賞に多数入賞しています。

伊勢茶の取引

3市場で伊勢茶を取引

県内では、早いところで4月下旬から新茶の収穫が始まり、茶市場で一番茶の取引がさかんにおこなわれます。茶市場は3か所。鈴鹿市、四日市市、大台町にあります。

市場・問屋・メーカー機能を担う茶センター

県内3茶市場のうち鈴鹿市と大台町の2市場は、JA全農みえ北勢・南勢各茶センター内にあります。同センターでは、市場を開設して農家の生産した茶を茶商(問屋)にあっせん販売するほか、買い入れた荒茶を仕上げ加工して消費地の茶商や茶小売店に販売しています。

北勢茶センター
南勢茶センター