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三重県和牛繁殖協議会研修会を開きました

2017年01月25日
全国農業協同組合連合会三重県本部(JA全農みえ)
ニュース
畜産事業
生産者・JA向け

繁殖牛の疾病についての知識向上で生産基盤の安定につなげるため、三重県和牛繁殖協議会(事務局=JA全農みえ畜産課内の公益社団法人全国和牛登録協会三重県支部)は1月24日、津市栄町の三重県勤労者福祉会館で2016年度研修会を開催。生産者やJAグループ、県関係機関、畜産団体などから60人が参加しました。

宮崎大学テニュアトラック推進機構産業動物防疫学分野の目堅博久テニュアトラック助教が、「牛白血病(BLV)の現状と農場での予防対策」を講演。近年、日本でBLV陽性牛が増加、発症も若齢化し、被害は拡大傾向にあると報告しました。農場内の感染拡大や侵入の防止対策として、注射針の確実な交換など人為的感染防止の徹底や、牛舎周囲へのネット設置など吸血昆虫対策、分離飼育などを挙げました。

このほか、飼養衛生管理基準の改正、呼吸器病ワクチンに関する情報提供も行いました。参加者は、「今後の繁殖経営でとても大事なことなので、衛生対策などを真剣に考えていきたい」「農家個々で応用もできるような、具体的でわかりやすい講演だった」と感想を話していました。