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「三重なばな」で初めて「三重ガイドラインGAP」認証を取得しました

2019年05月16日
全国農業協同組合連合会三重県本部(JA全農みえ)
ニュース
農産事業
生産者・JA向け

「三重なばな」で初となる、三重県のGAP認証制度「三重ガイドラインGAP」認証を取得しました。

認証を受けたのは、JAみえきた管内の生産者、丹羽守仁さん。取得に向けては、三重なばなブランド化推進協議会(事務局=JA全農みえ園芸課)やJA事業サポートセンター、県農業改良普及センター、JAのJGAP指導員らが協力して書類作成や打ち合わせ、現地での検討に参加し、認証取得を支援しました。3月の模擬審査、本審査を経て、4月4日に認証を取得しました。

丹羽さんは、「GAPの取り組みをきっかけに、手つかずになっていた倉庫の整理がすすみ、作業の効率が上がった」と改善効果を実感していました。

協議会事務局は、「GAPと聞くと尻込みしてしまうかもしれないが、点検項目には、普段当たり前に行っている安全対策などが多くある。今回の認証取得を受けて、多くの三重なばな生産者の方にGAPの実践に取り組んでいただきたい」と話します。

2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会の食材調達基準としてGAP認証が示されたことを契機に、三重県は2017年に「三重GAPチャレンジ宣言」を発表し、GAPの取り組みを推進しています。

他方、三重なばなのブランド力を維持拡大するためには品質の統一化や安全性の確保が重要であることから、協議会は生産現場でのGAPの実践を推進。将来的なJGAPなどの団体認証取得を視野に入れながら、生産者の三重ガイドラインGAP認証の取得に向けて県域で取り組みをすすめています。

このほか、JA全農みえ営農対策部を中心に、JA子会社を含む12経営体で認証取得に向けた支援を行っており、2018年度には10経営体がJGAP認証を取得しています。本県本部は今後も、JAや県関係機関などと協力しながら、GAPの取り組みへの支援を続けていきます。