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水稲新品種「なついろ」のほ場巡回を行いました

2021年06月17日
ニュース
生産者・JA向け
米穀事業

JA全農みえ米穀課は5月24日から6月上旬にかけて、県内各JAや県関係機関と連携し、県育成の水稲新品種「なついろ」のほ場巡回を行いました。

「なついろ」は、近年の業務用米需要が高まるなか、三重県の気候に合う品種を目指して2013年から育成を開始し、2020年産に県産地品種銘柄に登録されました。高温登熟性に優れた早生品種で、炊飯米の外観品質がよく良食味であることが特徴です。2019年から県内各地域で実証試験を行い、本格導入に向けて栽培契約をすすめており、2021年産は約100ヘクタールの作付けを見込んでいます。

ほ場巡回では、関係者が稲の稈長や茎数、葉色などを目視して調査しました。今年は記録的に早い梅雨入りとなったため、移植直後の日照不足により十分な分けつが確保できないことが懸念されましたが、5月下旬から天候が回復し、生育は順調に推移しています。今後も、地域ごとに生育ステージに応じてほ場巡回を行う予定です。

需要に応じた作付けにより安定して米を供給することが、県産米に対する評価向上と信頼確保につながることから、本県本部は、生産者の営農安定や農業所得向上のため、引き続きJAや県関係機関と連携して取り組んでいきます。