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三重県和牛繁殖協議会繁殖勉強会を開きました

2022年03月30日
ニュース
生産者・JA向け
畜産事業

三重県和牛繁殖協議会(事務局=JA全農みえ畜産課内の公益社団法人全国和牛登録協会三重県支部)は3月15日、松阪市のJA全農みえ松阪家畜市場で繁殖に関する勉強会を開きました。生産者やJA、県関係機関、畜産団体などの関係者約40人が参加しました。

県内の繁殖経営者が繁殖和牛の体型などの資質を学ぶことで、繁殖牛の造成に対する意欲向上をはかり、県内の繁殖基盤の強化につなげることが目的。今回は繁殖向き子牛の選別をテーマに、同支部と共催で開催しました。

同協会の工藤太介事務局長が、和牛としての理想形を定めた「黒毛和種種牛審査標準」での「肉用種の特徴」や「種牛性」の各審査項目を説明。牛の見た目からその能力を推察し、繁殖に適した牛かどうかを評価する際のポイントを、参加者から出品された繁殖母牛と繁殖候補牛を例に解説しました。

学んだ内容をもとに、体全体のバランスなどの「均称」、体のしまりや肩付きなどの「品位」、被毛や皮ふなどの「資質」の3項目について、実際に出品牛の比較審査を行いました。参加者は、今後、子牛を自家保留する際のポイントを見極めようと、見た目や手触りで熱心に観察し評価しました。

協議会は今年で発足7年目。県内の和牛子牛登記数(生産頭数)は発足当初の1200頭から約1700頭まで増頭しました。今後もいっそうの繁殖基盤強化に向け、積極的に取り組みをすすめます。

繁殖向き子牛の選別ポイントを学びましたの内容を表示

繁殖向き子牛の選別ポイントを学びました

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出品牛の外貌審査をする参加者