農産物検査員育成研修を開講しました
2022年06月13日
ニュース
生産者・JA向け
米穀事業
みえJA農産物検査協議会(事務局=JA全農みえ米穀課)は6月8日、2022年度の農産物検査員育成研修を開講し、県内全7JAから20人が参加しました。
JAグループ農産物検査員の安定確保を目的に開く研修会は、16期目。2023年2月まで、延べ24日間の講義や鑑定・分析の演習、現場での検査実習などに取り組み、検査員に必要な知識と技能を習得します。
津市のJA三重研修所で行った開講式で、協議会会長の齋藤和芳JAみえきた常務理事は、「農産物検査法の改正で穀粒判別器による機械鑑定が可能となるなど、農産物検査を取り巻く情勢は目まぐるしく変化している。流通上、不可欠な検査制度の維持・確保と、県産農産物の品質の維持・向上が検査員の責務。公正な検査が産地の評価や信用につながることを認識して研修に臨み、検査技術の向上に努めてほしい」と話しました。
このあと、全農みえの担当者やJAの指導的検査員による講師団が、農産物検査法、農産物検査規格規定などの講義を行いました。
三重県内のJA検査員は、2022年4月1日現在で341人の登録があり、年間約7万9700トンの農産物を検査しています。必要とされる人員は一定確保されているものの、退職や異動で減員が生じることから補充していく必要があり、同研修は重要な役割を担っています。
あいさつする齋藤会長